とある秋の日。
猛暑がやっと落ち着き、涼しい朝をゆったりとした気持ちで過ごしている時にスマホが鳴った。発信者は子1。メ◯カリチェックしていた母はコンマ数秒でスッと画面をタップし、通話を受けた。
「緊急通話です」
女性の自動音声から通話が開始される。
なんだなんだ、緊急通話って?ただ事ではない気配。
だがGPSではたったいま学校に着いたばかりと通知が届いたばかり。
事件ですかー、イタズラですか?
何度か呼びかけた後で我が子が応答。
子「よくわからないけど鳴っちゃって」
『よくわからない』こんな時は大抵隠し事をしている。
背後に教師の声がするのを確認。教師の口調は通常運転。異常はなさそうだ。
子供にしつこく無事を確かめその後通話を切るように伝えた。
が、通話はONのまま。もしや子供側から切れないのか?と思い、ついでなので5分ほどモニターする。
クラスの中でちょっと揉め事がある気配。
「返せよー!」
男子あるある。
しばらくドンガラガッシャンのあと、「遊びにいく?」誰かの声。スンと静かになった。
キッズケータイがランドセルごと無事にロッカーにしまわれたようなので通話を切る。
緊急通話=あんしん設定「ブザー連動発信」か?
さて、なぜ緊急通話などという不穏な音声が流れたのだろうか。
- 我が子がいたずらした
- 友達の誰かにやられた
- 偶然
我が子が通話するには普通に電話をかければ良いのでこの線はナシ。友達の誰か、といっても学内ではケータイ出さないようにしっかり言い含められているのでおそらくナシ。
最後の可能性としては『偶然』『意図しない操作で動作した』。
じゃあ携帯電話の仕様を調べてみようじゃないか。
ドコモのキッズケータイ「SH-03M」あんしん設定
我が家はドコモのキッズケータイを所持。かんたん操作ガイドをPDFで入手し調べたところ
ブザーを鳴らしたら、登録した人ひとに電話がかかるようにできるよ。おうちの人に登録してもらおう。キッズケータイから電話を切るには、おうちの人に操作をしてもらおう。
NTTドコモ キッズケータイ SH-03M かんたん操作ガイド
ビンゴ。
友達との小競り合いで防犯ブザーを鳴らしてしまったと推測される。
「何もしてない」訳ないじゃん!
ちょっと焦った風の複数ボイスが聞こえたのも合点がいった。
取扱説明書にはもう少し細かく説明があったのでご紹介。
[ブザー連動発信]をオンに設定している場合に、防犯ブザースイッチが引き出されると[ブザー連動発信先設定]で設定した連絡先に電話をかけます。相手が電話を受けると、「緊急通話です」という音声ガイダンスが3回流れ、本端末は自動的にハンズフリーでの通話に切り替わります。
本端末側で通話を終了するには、保護者用パスワードの入力が必要です。
[ブザー連動発信先設定]に登録したすべての相手が電話を受けるまで、順次発信を繰り返します。防犯ブザースイッチを戻しても発信を繰り返します。なお、「緊急通話です」の音声ガイダンスが流れている間に相手が電話を切ってしまうと、相手が電話を受けたことにならず、発信を繰り返します。
NTTドコモ キッズケータイ SH-03M 取扱説明書
えーと、
「自動でハンズフリーになります」
「子供側から通話を切るのはパスワードが必要」
「全ての相手が電話を受けるまで順次発信を繰り返します」
ふむふむ。トラブルに巻き込まれた時にモニターできるように考えられているのね。
うちの場合、夫が問題だな(職場内電話持ち込み禁止)
通話とれるまでに電池切れするかも
落ち着いて対応を
「うっかり防犯ブザー鳴らす」は小学生あるあるです。男児の場合、友達との小競り合いで偶然引っ張られるもまぁ、あるあるです。
緊急通話という文言に動転せず周りの状況をよく確かめて、
- 必要なら学校に確認する
- GPSと併用する
- 両親で情報連携する
などの対応をとりましょう。
うちはGPSとエアタグ、あとは兄弟が在学中なのでその辺からチェックしてますー